1番時間のかかる「問題解答系」のレポート課題…
今回は、課題や問題が出され、解いた過程も含めてレポートにするタイプの書き方をご紹介します。
例えば、以下のような問題に取り組んでいる方に向けた記事になってます。
・「以下の文章を翻訳した上で自分の考えを述べなさい。」（K大学英語基礎）
・「取り上げた事例のAさんはBさんに対して損害賠償請求ができるか。」（T大学民法）
・「45度線法（Ｙ＝Ｃ+Ｉ）モデルと貯蓄投資の均等（Ｓ＝Ｉ）の2つのアプローチから、均衡国民所得の決定について説明せよ。」（M大学経済学)
さて、このタイプの課題の特徴は当たり前ですが「答えがある」ということです。
だから、いくらレポートを上手く書いたところで「答え」が間違っていれば、単位が取れないというところに「問題解答系」のレポートの難しさがある訳です。
「問題解答系」の取り組み方のコツ
結論から言います。
「問題解答系」のレポートは次の３つのルールを必ず守って取り組んで下さい。
①いきなり解答を見つけるのではなく「論点」を見つけるように勉強する。
②答えが見つかるまでレポートを書き始めない。
③必ず "結論部分"から書く。
この３つのルールに沿って取組むだけで「問題解答系」のレポートは簡単に解けるようになります。
順番に解説していきますね。
①「解答」を見つけるのではなく「論点」を見つける
「問題解答系」のレポートに取り組む学生にありがちなこととして、時間を節約するためにいきなり問題の解答を見つけようとするという行動があります。あなたも経験があるんじゃないでしょうか？
具体的には、(1)出されている「問題」と同じ問題がないかをインターネットやSNS上で探す、（2）少し似た「問題」を見つける、（3）その「問題」の解答を見て、ほぼ丸写しをする、ということです。
この手順で取り組んでうまくいく場合もあるでしょう。
ただし、よく考えてみれば分かることですが、大学の先生も同じように「自分が出した問題が他の場所に落ちていないか？」ということを確かめていることがほとんどです。
そうなると、それを逆手に取ってインターネットや文献にある「問題」とその「解答」をそのままレポートに書いた場合には、落第となるように問題が作成されている場合もあります。つまり、この手順ではうまくいかないことの方が多い訳です。
ではどうするか？「答え」ではなく、「論点」を探すようにします。
「論点」とは「その分野において多くの対立意見」や「多くの学生が勘違いや理解ができていない」などの箇所です。
まさにここが大学の先生にとって、絶好の「学生の理解度」を問う場（比喩）になります。
だから、レポート課題でもこの「論点」が問われていることが多い訳ですね。
「論点」を見つければ、あとはその論点を中心に教科書や文献、インターネット上の情報を集めていけばいいだけです。こっちの方が実際には「解答」をいきなり探すよりも、時間的にもお得で楽な場合が多い訳です。
②答えが見つかるまでレポートを書き始めない
さて、残りの2つのルールはやっと「レポートの書き方」に関するものです(笑)
まず、「答えは見つかるまでレポートを書き始めない」ことです。
理由は簡単で、「答え」が見つかってない段階で書きはじめてしまうと、それまでのレポートがすべて無駄になってしまう場合があるためです。
もしも実際の「解答」とは異なることを「答え」として取り上げ、後に「答え」が違ったとなった場合、「問題解答系」のレポートではほとんどの部分を書き直さなければなりません。そうなると、それまでの時間が全て無駄になってしまう訳ですね。
③必ず "結論部分"から書く
最後に「必ず"結論部分"から書く」ことです。
意外に思われるかもしれませんが、大学のレポート課題は結論部分から書き始めた方が早く質も高く書けます。
どこに向かって自分の文章を書いているかがハッキリするので、楽にレポートも構成できて、パフォーマンスも高まる訳です。だから、「解答」が分かったらすぐに「結論」から書き始めるのが吉です。
ちょっとしたコツですが、驚くほど書きやすさが変わるので一度、試して見て下さいね。
参考記事
「大学のレポート課題」完全入門マップ−書き方と取組み方の全て」
おわりに（お得情報有り！）
さて、いかがだったでしょうか。
「問題解答系」のレポートが最も時間のかかるジャンルです。
この記事を参考にマスターしてしまえば、レポートを書くのも楽になるはず。
ぜひトライしてみてくださいね。
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